カムロードのメーターパネル内が暗すぎるので、LEDの打ち替え&メーター指針の塗り替え作業をしました。
LEDの打ち替えは俗に『美白化』と言われている作業です。
カムロード純正はものすごく暗いグリーンのLEDを使っており、いかにもトラック然としていて視認性がすこぶる悪いです。
美白化は安全面の向上とドレスアップが一度に出来ちゃうおいしい改造ですね
そして、どうせならとメーターパネルをバラすついでに味気ないオレンジの針を今風のレッドに塗り替えしました。
ちょっと敷居の高い作業に思われがちですが、必要コストはあまりかからないので思い切りでやっちゃいました
費用対効果抜群の作業詳細は以下
【必要な材料】
・チップLED 3528サイズ 白 10個(予備含む)
・チップLED 3528サイズ アイスブルー 2個(予備含む)
どちらもエルパラで購入。
【必要な工具】
・ハンダゴテ
・精密ピンセット (LEDを掴むのに使用)
・内張りはがし (メーター針を外すのに使用)
・プラスドライバー (メーターパネルを車体から外すのに使用)
・マスキングテープ
など
【作業手順】まず、カムロードのメーターフードを外します。
初めてここを外す時はツメが固いので、パネル横に内張り剥がしなどを入れ少しこじるとパネルが浮くので、パネルの下側を持ち手前に引っ張ると外れます。
内張りはがし先端をマスキングテープで養生しておけばダッシュパネルを傷付けずに済みます。
外したメーターフード。
ツメは6箇所ついています。
メーターパネルを固定しているビス3本を外します
普通の2番ビットのドライバーで外せます。
メーター裏のカプラを外します。
車体から2本のカプラで接続されています。
これで車体から外れました。
ダイネットに持ってきていよいよ作業開始。
メーターパネルはいくつかのパネルによって構成されています。
パネルを裏返し、数箇所のツメを外します。
指で押すだけで簡単に外れます。
透明なメーターカバーと、内部樹脂パーツが外れます。
メーターの針を外す前に、位置を記録しておきます。
組み立て時、メーター誤差をなくすため必須作業です。
マスキングテープをメーターパネルに貼り、ボールペン等で印をつけておきます。
マスキングテープは粘着力が弱く、ノリ残りしないのでオススメ。
内張りはがしを使い、テコの原理でメーター指針を外します。
軸の針が細いので慎重に真っ直ぐ引き抜きます。
外れた指針。
左から水温、燃料、速度、回転数
組み立て時、どれがどれだか混乱しないようにマスキングテープで目印を付けておきます。
メーター表示パネルを外します。
プラスチックのピンとツメで固定されているので、ズラせば外れます。
表示パネルを外した状態。
ここもツメが数箇所ついているので
内張り剥がしなどでツメを押して外します。
この辺はビスを使用していないので簡単にバラせます。
ビスをなくす心配もないし、作業性がイイですね。
※黒い棒はODOメーターの操作スイッチ。
いよいよ基盤が見えてきました。
基盤を固定しているツメを外します。
※黒いパーツは各針のモーター部です。
基盤にツメが引っ掛かっているだけです。
ここで一つ注意点。
全てのツメを外し基盤をバラす時、青丸部分からODOメーターの液晶とエンビの反射パネルが外れます。
この液晶パネルは細ーい線を使用したソケットなので、落下や端子の折り曲げに注意。
やっと基盤にアクセス出来ました。
交換すべきLEDを探します。
基盤の状態で車体ソケットに接続、スモールを点灯させます。
これで交換すべき緑LEDが点灯します。
※基盤左上の緑LEDはフォグランプ点灯表示用なので今回そのままです。
LED15 水温計
LED16 燃料計
※数字は基盤にプリントされている数値です。
LED17、18、19 速度計
LED20 ODOメーター
LED21、20 タコメーター
今回はメーターパネル全体を暗い緑色から白色に打ち替え。
ODOメーターをライトブルー色に打ち替えします。
なんせ小さいLEDなんで、精神統一してから挑みます。
基盤にも記載されていますが、▲の矢印でカソード(マイナス)方向が記されているので、置き換えのLEDもカソードマークを合わせハンダ付けします。
ハンダゴテを十分に温めてから基盤についているLEDを外していきます。
ハンダ部をあたため、片側づつ上にこじるようにすれば簡単に外れます。
基盤にハンダが十分に残っていればそのまま新しいLEDに乗せ変えますが、外したLED側にハンダが付着してしまい、基盤に足りないと感じる場合は少量のハンダを追加しましょう。
LEDを基盤に乗せ、上から軽くピンセットで押さえながらハンダ部に熱を加えればスッと馴染みます。
都度車体に接続し点灯するか確認します。
ODOメーター部はライトブルーのLEDにしてみました。
針を戻す前に最終点灯確認。
仮組みし点灯。
ん~白い!
今回、針をメーターに戻す前にもうひと加工します。
純正オレンジの針を艶消しレッドに塗り替えします。
プラスチックの指針を解体します。
2個のボッチで止まっているので針の根元を指で押し、慎重に外します。
プラスチックなので折れには最新の注意を。
ガンプラのツノ(アンテナ)を思い出しました(笑)
針の裏側からオレンジの塗料が塗ってあるので、1000番の耐水ペーパーで剥がします。
ペーパーに水を含ませ丁寧に塗装を剥がします。針がプラスチックなので優しく。
プラスチック用のタミヤカラー エナメル 艶消しの『フラットレッド』を塗ります。
蛍光だとスケスケになるので、艶消しをチョイス。
裏側から細い筆を使い、はみ出さぬ様慎重に。
表から見て透けのないよう。
乾燥したら元通りに組み上げていきます。
マスキングテープをガイドに針を元に戻しますが、一気にズブっと挿すとズレてしまうので、ちょっと挿して確認。ズレていれば抜いて挿し直しの繰り返し。
針が細いので結構気を使います。
外した時の逆の手順で組み上げていき・・・
完成
純正とは比較にならないほど明るくなりました。
赤い指針にしたことでトラック臭さがかなり減りました(笑)
ODOの水色も涼しげで素敵
・・・ここで一つ手直し。
速度計とタコ指針の差込が甘く、隙間からの光漏れが激しい。
再度バラし針をグッと差込直しました。
うん。
よくなった。
速度計の0点がちょっと甘いけど許容範囲でしょう。
昼間のメーター。
針を艶消しレッドで塗ったことで今風のメーターになりました。
メーターが明るくなったことで夜のドライブがグンと楽しくなりますよ
※今回の作業にあたりいろいろな方のブログを徘徊、参考にさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました
ポチっと押すと明日ラッキーな事が起こるかもよ?(笑)
↓